穂高岳山荘

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よくある質問 / FAQ

登山ルート、登山計画、山の状態について

私の技術で、穂高岳山荘まで行けるでしょうか。

ガイドブック等で、ご自身のこれまでの山行歴と比較されることをおすすめします。
不安がある場合、ご同行者によく相談するか、山岳ガイドやツアーをご利用になるのもよいでしょう。
はじめてであれば、上高地から涸沢経由、ザイテングラードのルートがもっとも一般的とされています。

私の技術で、○○のルートを歩けるでしょうか。

ガイドブック等で、ご自身のこれまでの山行歴と比較されることをおすすめします。
不安がある場合、ご同行者によく相談するか、山岳ガイドやツアーのご利用もご検討ください。

初めての穂高岳登山です。どのような日程とルートがおすすめですか。

上記のご質問について、地図等をお調べになり、ご自身で計画できるようになっている程度の登山経験がない場合、奥穂高岳への登山はあなたにとって難しい場合があります。
また、これまでの登山で、「岩稜帯歩き、長時間歩行、標高2800m以上」これらの経験がそれぞれあることが望ましいでしょう。

以下の情報は参考となります。

→日程・ルート設定についての参考情報を見る

どういった装備が必要でしょうか。

季節・日程・体力・パーティ編成・ルートなどによって変わってきます。登山の入門書、ガイドブック等をご覧になり、ご判断いただくことをおすすめします。

登山靴は足首を覆えるもの(ハイカット)で底やつま先がしっかりした3000メートルの岩稜帯に対応するもの、雨具はゴアテックスなどの防水透湿性能のあるもの、防寒着は着脱しやすく軽いものをお持ちください。

万が一のため、ヘッドランプは必ずお持ち下さい。

山荘付近の気温はどのぐらいになりますか。

盛夏期でも、標高約3,000mの穂高岳山荘付近においては、昼間は18℃前後、夜間は5℃近くまで気温が下がります。一般的に、標高が100m上がると気温は0.6℃下がるといわれています。

天候によって体感温度はさらに変化します。

晴れた日の行動中はかなり暑さを感じますし、悪天候であれば真夏でも寒さを感じるでしょう。着脱しやすい、保温や防風の出来る服が必要になります。

シーズン中は登山情報のページやツイッターFacebookページにて状況をお伝えしています。

気候については下のFAQをご覧ください。

雪が残っているのは何月ごろまでですか。また、何月頃から降雪がありますか。

その年の気候によって大きく変化しますが、9月下旬からは降雪の可能性があります。例年9月中旬から下旬に初霜、初雪があり、10月に入ると積雪があります。

残雪についてはルートによりますが、夏山・秋山シーズンでも7月中旬までと9月下旬からは、軽アイゼンをお持ちいただくことをおすすめします。

白出沢ルートについては、8月に入っても残雪がある場合があります。

いずれも、シーズン中は登山情報のページにて状況をお伝えしています。

穂高岳というのはどこを指すのでしょうか。

「穂高岳」という名の山頂は実はありません。北穂高岳、涸沢岳、奥穂高岳、前穂高岳、西穂高岳の穂高連峰全体を「穂高岳」と呼び、地図にそう記載される場合が多いです。
その中の最高峰である標高3190mの頂を持つ山を指すのであれば、「奥穂高岳」と表現したほうがいいでしょう。

ロープウェイがあると聞きましたが。

それは新穂高~西穂高岳ですね。
穂高岳山荘や奥穂高岳までは、ロープウェイ等のルートはありません。
なお、西穂高岳から奥穂高岳の間は、一般登山道では国内で最も困難、危険なルートのひとつです。
エキスパート以外は通行できません。

山荘・施設について

とくに混雑する時期はありますか。

年によって変化がありますので一概には申し上げられませんが、週末であれば土曜日、連休は中日が混雑しやすくなっています。

近年は9月の連休がかなり混雑することが多いです。
8月第1週も混雑する可能性が高いです。
これら以外でも7月中旬~10月上旬の週末は混雑の可能性があります。

混雑予想カレンダーを掲載しておりますのでご覧ください。

山荘が定員を超えた時はどうするのですか。

更衣室・図書室・ふとん部屋等、ふだん使わない部屋を使用します。

さらに多いときは、山岳警備隊・診療所のスタッフに小さな部屋へ移動していただき対応します。

年に数日、定員がオーバーした状態でご宿泊いただく場合があります。稜線上の小屋の特性のため、ご理解くださいませ。

混雑予想カレンダーを掲載しておりますので、なるべく混雑予想日を避けて計画していただき、事前に宿泊のご連絡をいただきますようお願い申し上げます。

個室を希望しているのですが。

「個室のご利用について」をご覧ください。

混雑期には客室がすべて相部屋となり、ご希望に添えない場合があります。
稜線上の山小屋の特性につき、ご理解をお願いいたします。

予約は必要ですか。

宿泊ご希望の場合は、お電話・FAXにて直接山荘へご連絡ください。

稜線の山小屋という特性上、やむを得ない場合はご連絡なしでもお泊まりいただけますが、お問い合わせ時に満室の場合は、別の日程にて山行をご計画ください。

宿泊のご連絡をいただいている場合も、到着順のお部屋のご案内となります。お部屋を確保する通常の宿における予約とは異なりますことを、あらかじめご了承ください。

混雑予想カレンダーを掲載しておりますので、なるべく混雑予想日を避けて計画していただきますようお願い申し上げます。

お風呂やシャワーはありますか。

稜線上の山小屋のため、ここでは水の確保が非常に困難です。そのため、お風呂やシャワーはありません。どうぞご了承ください。

歯磨きや洗顔はできますか。

洗面所がございますので、歯磨きや洗顔に利用していただけます。

高山帯での行動について

高山病が心配です。

山荘は2,996メートルに位置しています。山行中、高山病になる人もいます。体調が整っていない場合、なりやすいです。吐き気、頭痛、などは軽い高山病の症状ですが、これは3,000メートル近くになると誰でも起こりえる症状です。

あまりにもひどく、行動が続行できない場合、対処は標高を下げることしかありません。動けなくなる前に下山しましょう。
睡眠不足、前日の飲酒は高山病の悪化に大きく影響します。登山前日は早く寝ましょう。

なぜ、午後の早い時間に到着しなくてはいけないのですか。

ひとつは、日没ぎりぎりの行動時間を設定していると、予定以上に時間がかかった場合などに、途中で日没を迎えて行動不能となるからです。また、怪我等で救助が必要な状況であったとしても、日没後はヘリコプターが飛べないため、救助活動が行えなくなります。

もうひとつの理由は、夏の稜線上は天候急変や落雷の危険性が多くあるからです。朝から晴れている日は、午後になると下界の気温上昇に伴い、急速に積乱雲が発達します。そのため、突然の激しい雨や、落雷が起き、遮るもののない稜線上では雷による事故も過去に何例か起きています。

出来るだけ朝早くに出発し、昼過ぎから15時頃には1日の行動を終えるようにしてください。それに間に合わない行程は、危険を伴います。再検討してください。

遅い時間に到着された場合は、小屋の者が事情を伺うことがあります。

遭難事故は、どんな場所で、どんな時に起こりやすいですか。

穂高連峰での遭難事故は多く、また悲しい事に増加傾向にあります。
主に岩稜帯での転滑落や転倒による、死亡事故や負傷事故が多いです。他に、道迷い遭難や落石事故、高山病および持病の発症もしばしばみられます。ゴールデンウィークや10月には、天候急変で吹雪などに見舞われる、いわゆる「気象遭難」も目立ち、救出を困難とします。
転滑落については、最難関箇所よりも、それを少し過ぎ、気が緩んだところでの発生が多いと言われています。

下記の表は北アルプス岐阜県側の平成25年度遭難事故の種類と原因です。


(岐阜県北アルプス山岳遭難対策協議会 平成25年度「山岳白書」より)

この表が掲載されている、「山岳白書」(PDFファイル)には、具体的な遭難事故の状況なども掲載されておりますので、ご覧ください。